表題番号:2024C-412 日付:2025/04/15
研究課題センサリー・マーケティングによる社会的価値創造
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 商学部 准教授 石井 裕明
研究成果概要
 本研究においては、マーケティング研究分野において注目されているセンサリー・マーケティングと観光研究分野において注目されているサステナビリティ・ツーリズムを取り上げ、両者の接点を探ることで新たな知見の導出を目指してきた。
 センサリー・マーケティングにおいては、数多くの研究者が議論に参加するようになっており、最新の知見を確認することが研究遂行上、極めて重要であるため、関連分野における最大の学会であるAssociation for Consumer Research Conferenceに参加し、関連する研究者との議論を進めた。その結果、いくつかの有益な研究視点を得ることができた。
 また、サステナビリティ・ツーリズム研究に関連し、海外において観光業に携わる実務家へのヒアリングも実施し、オーバーツーリズムといった近年の日本において問題となっている現象へのアプローチについての検討を進めた。
 これらの研究から、センサリー・マーケティングとサステナビリティ・ツーリズムのそれぞれが抱えている課題を明らかにし、両者の接合を検討することで、それらの課題解決に寄与できる可能性を見出すことができた。