表題番号:2024C-334
日付:2025/02/22
研究課題国内外におけるダンスドラマトゥルギー研究の理論的実践的継承
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 文学学術院 文化構想学部 | 准教授 | 中島 那奈子 |
- 研究成果概要
- 2023年度まで科学研究費 JP21K00131 で遂行してきた研究課題「研究手法としてのダンスドラマトゥルギーの系譜学的研究」を継承し、その研究成果の一部を翻訳してウェブサイトで公開した。まず、研究代表者がダンスドラマトゥルク・ダンス研究者である米国ニューヨーク大学アンドレ・レペッキ教授と行った対談と、ダンス研究者であるドイツベルリン自由大学ガブリエレ・ブラントシュテッター教授と行った対談を文字に起こし、ジョン・バレット氏による英文校閲、辻井美穂氏による日本語翻訳の上、ダンスドラマトゥルギーウェブサイトに日英で公開した。加えて、研究代表者が2024年3月に京都芸術劇場春秋座とロームシアター京都で開催した第一回「ドラマトゥルク・ミーティング」について、インディペンデント・ドラマトゥルクで香港恒生大学演劇研究科修士課程講師のロー・ミウラン博士による報告記事を翻訳し、京都芸術劇場春秋座とダンスドラマトゥルギーウェブサイトに日英で公開した。さらに、京都芸術大学舞台芸術研究センターで、能楽師やダンサーらを交えて2021年から2023年に行なった研究としてのパフォーマンス「老いを巡るダンスドラマトゥルギー」の理論化と文章化を進め、また国内及び国際学会におけるダンスドラマトゥルギーに関する理論的実践的研究を統合していった。その成果を、単著Dance Dramaturgies of Aging: A Journey of Negotiating Identity Across Generations, Dance Cultures, and Embodied Histories in between Continents の執筆に反映させつつ、次の研究課題に展開させていった。