表題番号:2024C-300
日付:2025/04/03
研究課題グローバルメディアモニタリングプロジェクト(GMMP)2025の準備に向けた研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 政治経済学術院 政治経済学部 | 教授 | 高橋 恭子 |
- 研究成果概要
- グローバルメディアモニタリングプロジェクト(GMMP)は5年に一度、世界100か国以上が同時に、一日のニュースをモニターし、ジェンダーの視点で分析する世界で一番大きな分析調査である。筆者はGMMP2020に引き続き、日本のコーディネーターを務める。今年度は、2025年のモニター日(未定)に向け、準備のための実践活動を行った。GMMPは、大学のゼミやNPOなどの市民グループが主体的に集まり、モニターグループを結成し、新聞、テレビ、ラジオ、インターネットニュースを世界共通のコーディングマニュアルをもとにコーディングする。事前にモニターグループを結成し、参加者にはコーディング手法に慣れてもらう必要がある。7月に宝塚市立男女共同参画センターで、11月に伊丹市立男女共同参画センターおよびタウンスペースWAKWAK(高槻市)で、3月に早稲田大学で市民を対象とした準備のためのワークショップを開催した。結果として、3つの大学関連グループ、2つの市民グループを結成し、実際のニュースをもとにコーディングの実践を行った。昨今、反DEIを軽んじる動きが見られるが、GMMPの理念はメディアの中の多様性の実現にある。ワークショップでは、その理念と意義についての理解を深めてもらった。モニター日に向け、日本でモニターするメディア媒体を決定し、日本独自の質問を作成し、コーディングリストに加えた。