表題番号:2024C-241
日付:2025/03/27
研究課題協力ゲーム理論の解概念と機械学習の説明可能性について
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 国際学術院 国際教養学部 | 准教授 | 篠 潤之介 |
- 研究成果概要
- 本研究の目的のうち、1点目の、これまで継続してきた協力ゲーム理論における解概念の分析については、2024年度中に、区間ゲームにおける解概念の1つであるシャープレイ写像の公理化についての分析を進めた。同分析は、学術論文の形でまとめられ、Annals of Operations Research誌に掲載された。そのほか、Myerson Valueの区間ゲームへの適用について、主要な結果を導出した。来年度以降、学術論文として対外的に公表していく予定。2点目の、協力ゲーム理論の解概念の1つであるシャープレイ値を機械学習に適用したSHAPの分析については、AFAにおける主要な概念であるLIMEの観点から、SHAPの代替的な手法を複数提示し、学術論文としてまとめた。当該論文は国際的なカンファレンスにアクセプトされ、プロシーディングとして公表された。また、これらの手法を実際のデータに適用した分析が、人工知能学会にアクセプトされ、次年度に発表する予定である。