表題番号:2024C-212 日付:2025/02/05
研究課題認知行動療法の最適化と臨床効果に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 鈴木 伸一
研究成果概要
 認知行動療法は、精神疾患や心理的問題を抱える人への心理行動的支援技法として多くの臨床研究において有効性が示されてきた。しかし、一般臨床現場における有効性に関するエビデンスは依然として乏しく、社会実装を想定したプログラムの精緻化を行うととともに、その実装効果を検証することが急務である。
 本研究では認知行動療法の一般臨床現場における実践の現状を把握するとともに、社会実装に向けたプログラムの精緻化とその効果を検討することが目的であった。
 本年度は、公認心理師が行う認知行動療法に基づく心理支援に関する臨床研究のレビューを行うとともに、 公認心理師が行う認知行動療法に基づく心理支援の診療報酬科目新設に向けた取り組みとして、精神医学、心身医学、および心理学の諸学会と連携した要望書等の作成を行った。今後は、関連省庁への働きかけ等の活動を進めていく予定である。