表題番号:2024C-094
日付:2025/04/09
研究課題日本企業におけるフィールド実験の阻害要因に関するサーベイ実験
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 商学学術院 大学院経営管理研究科 | 准教授 | 牧 兼充 |
(連携研究者) | アラバマ大学 | 教授 | Michael Price |
(連携研究者) | UCサンディエゴ | 准教授 | Eric Floyd |
- 研究成果概要
日本企業においてフィールド実験が普及しない要因としては、ランダム化によるフェアネスに関する誤解、実験という言葉への違和感、因果関係と相関関係の区別などのリテラシーの欠如、サイエンスへの信頼の低さなどが考えられる。
日本におけるサイエンス・リテラシーの有無を検証するために、Michael Price教授(アラバマ大学)、Eric Floyd准教授(UCサンディエゴ)と連携し、サーベイ実験の設計を行なった。今年度以降にそのサーベイ実験を日本、米国、ドイツ、オーストラリアで行い、分析を行う予定である。
その他、過去に日本企業2社とフィールド実験を行ってきた。その経験を通じて明らかになった日本企業のフィールド実験を行うことの課題については、現在一橋ビジネスレビューの特別号に掲載予定の論考としてまとめている。