表題番号:2024C-079
日付:2025/04/03
研究課題事象関連電位に表れる音素認識
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 商学学術院 商学部 | 准教授 | 篠原 靖明 |
(連携研究者) | City University of New York, Graduate Center | Professor | Valerie L. Shafer |
- 研究成果概要
- 本研究では、語の意味を変え得る子音や母音などの言語音、すなわち音素をヒトが知覚する際、脳でどのように処理しているのか、脳波を分析することで検証を行った。その結果、「音声」の変化と「音素」の違いの認識において、脳波成分に差が生じることが分かった。複数年度にまたがる課題として、2024年度には実験で収集した脳波データの分析を行い、その成果を国際学会で発表した。また、国際ジャーナルへの論文の投稿も行った(査読中)。
本研究は、国際共同研究として遂行しているため、申請者は2024年の前半はアメリカ国内に滞在し、研究を行った。本研究をさらに発展させるため、申請者はイギリスの研究者とも共同研究の可能性を探るために議論を行った。今後も本研究の深化と成果の波及を図るため、他の研究者との議論を継続的に行い、言語音の脳処理について、音声学だけでなく認知神経科学の視点からも検証していく。