表題番号:2023R-054 日付:2024/03/28
研究課題ビジネス現場におけるフィールド実験を活用した国際産学連携共同基盤の構築
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 大学院経営管理研究科 准教授 牧 兼充
研究成果概要
企業においてフィールド実験が普及しない要因としては、ランダム化によるフェアネスに関する誤解、実験という言葉への違和感、因果関係と相関関係の区別などのリテラシーの欠如、サイエンスへの信頼の低さなどが考えられる。
本研究では、企業と組んで2つのフィールド実験を実施した。そのプロセスにおいて、企業内関係者への
RCT実験の必要性を議論することで、実施への課題のリスト化を行なった。同時にこのフィールド実験は米
国の実証経済学の研究者と共同で実施したものであり、国際産学連携共同基盤の構築へ向けたノウハウを蓄積した。更に、フィールド実験への許容度の国際比較を実施することを目的として、サーベイ調査を設計した。