表題番号:2023R-046
日付:2024/09/17
研究課題バッテリストレス解消と回線障害ダメージ回避を目指したD2D通信を用いた多角的な研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | グローバルエデュケーションセンター | 講師 | 齋藤 恵 |
- 研究成果概要
モバイル通信はサービスの多様化・高度化が進み、重要な社会インフラの1つとなっている。一方で、度々通信障害が起こっており、一度通信障害が発生すると多くのユーザや社会のシステムに大きな影響を及ぼしている。様々な対応策が取られているが、本研究では端末間通信に着目し、端末間通信を用いた救済方式を提案した。
本方式では通信障害が発生した際に、他のキャリアを利用している周囲の端末が端末間通信を用いて自身の加入しているオペレータのネットワークに繋ぐことで通信障害が発生した状況でも通信サービスの提供を可能とする。これまで基礎的な提案方式の検討や救済率の検証を行ってきたが、その結果を踏まえ年度はオペレータごとの負荷を考慮した方式の検討と検証を行っている。特定のオペレータに負荷がかからないよう、トラフィック負荷の公平性を考慮した方式に拡張を行っている。今後、成果をまとめ、論文投稿を行っていく予定である。