表題番号:2023C-715 日付:2024/02/05
研究課題顕生代の堆積岩に適用可能な定量的な古気候指標の開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) データ科学センター 助教 張 天逸
研究成果概要
堆積岩の化学組成は,過去の風化度の情報を保持していることから,古気候解析に有用である.本研究では,様々な気候帯に発達する現世土壌の化学組成と現地の気象データを比較して,多変量統計解析の手法を用いて化学組成から温度や降水量といった具体的な気候パラメータを復元する指標を構築するための基礎研究を行った.解析データ取得のため,現世土壌の化学組成の文献調査による収集を行った.実際に古気候解析に適用するデータの取得のため,蛍光X線分光法,誘導結合プラズマ質量分析法によって,三畳系の堆積岩試料の分析を行った.現段階での予察的な解析結果を「第1回早稲田大学データ科学研究交流会」において発表した.