表題番号:2023C-577 日付:2024/04/05
研究課題防災街歩きが地域住民の防災リテラシーに与える効果の解明
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 平山郁夫記念ボランティアセンター 講師 佐々木 俊介
研究成果概要

本研究の目的は、防災の街歩きが、防災街歩きの企画者および参加者の防災リテラシーの向上にどのような効果があるのか​​について討論することである。に、早稲田大学早稲田キャンパス周辺および大分県中津市万田である。本研究における参加者は、防災街歩きの企画者は、主に、早稲田大学の学生を中心に大分県中津市の高校生および万田自治会の関係者であり、防災街歩きの参加者は、早稲田キャンパス周辺においては早稲田大学の学生、中津市万田に関しては万田自治区の住民である。

 本報告書においては、中津市万田における防災街歩きについて考える。万田における防災街歩きでは、まず1)申請者が早稲田大学での大学生向けの講座を早稲田大学の学生とともに、高校生向けの講座になる次に2)現地の高校生たちが早稲田大学の学生の支援を受けながら、万田における災害リスクや防災施設に関するフィールド調査を行った防災街歩きそして、3)得られた情報を基に早稲田大学の学生と申請者とで防災街歩きの企画を行い、4)万田自治会の会長や消防団の方々とともに防災街歩きを実施した。防災街歩きには、80名ほどが参加した。

 防災街歩きの企画幼い、企画者である早稲田大学の学生たち、災害や防災に関する知識を現場で活用する知識をさらに昇華することができていた。ようなリスクが潜み、災害の際にどのような施設を活用することができるのかについて、自分が生きる地域で現実を見ながら認識することができた。今後の研究では、防災街歩きの企画に参加した高校生たちへの効果についてより詳細な研究を行っています。