表題番号:2023C-567
日付:2024/04/04
研究課題日本語話者一対一会話におけるマルチモーダル・コミュニケーションの研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 日本語教育研究センター | 助教 | 柳 東ムン |
- 研究成果概要
本研究は、日本語話者2名が一対一で会話を行う場面を対象として、どのような言語・非言語行動が行われるかを明らかにするものである。
本研究の進捗について述べると、現在、調査中の段階にある。調査は、当初の計画から調整して、日本語母語話者同士の会話場面、母語話者と非母語話者の接触場面の会話場面、非母語話者同士の接触場面の会話場面を設定し、それぞれ10会話のデータを収集することを予定した。現在は、約半分ほど調査を進めた段階である。まだ調査の段階にあるのは、①データとして表情などを公開されることが想定されるため、プライバシー保護の部分を考慮すると、調査に応じてくれる協力者を見つけることが容易ではないこと、②調査した録画データから現れた言語・非言語行動を全て文字化することに多くの時間を必要とすること、の2点の理由がある。
しかし、現在も研究を続けているところであり、2024年度には学会発表や論文投稿を行っていく予定を立て、進めている。引き続き調査を行い、7~8月に調査を終了し、10~12月に発表・論文執筆の準備に取り掛かることを計画している。