表題番号:2023C-542 日付:2024/04/08
研究課題試合形式の異なるラクロスゲームの強度差
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 講師 秋山 圭
研究成果概要

ラクロスは、一般的に110ヤード×60ヤードのフィールドで、反対側のゴールに向かってボールを運ぶために必要なスプリントと敏捷性が要求されるスポーツである。試合中の選手交代に制限はない。一般的なラクロスにおける試合は、コート上の攻撃(AT3名、守備(DF3名、ミッドフィールダー(MF3名、ゴールキーパー1名の10人のプレーヤーで構成される(10人制ラクロス)。である。MFは攻撃と守備の両方の役割を果たす。2028年ロサンゼルス五輪の正式種目に採用されたことに合わせて,競技形式はコート上の6人で行われる方法(6人制ラクロス)に変更になる可能性がある.近年、加速度センサーを用いた様々な活動プロファイルの解析により、試合中の活動やポジションの特徴についての理解が深まってきている。ラクロスが頻繁に行う動作速度や運動時間などの運動特性を明らかにし、必要な身体能力を検討する際に欠かせない具体的なトレーニング原理から、選手にとってより効果的なトレーニングを提案する試みが行われている。そこで本研究の目的を現在まで通常に行われている10人制ラクロスとロサンゼルス五輪に採用される可能性の高い競技形式6人制ラクロスで動作速度や身体負荷が異なるか検討を行った.心拍計・加速度計を用いて202310人制ラクロス世界大会時の5試合と20226人制ラクロス世界大会時の5試合に共通して出場した8人の試合データを分析中である.