表題番号:2023C-277 日付:2024/01/12
研究課題数学を題材とする英語教育と教養教育の関係について
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) グローバルエデュケーションセンター 教授 曽布川 拓也
研究成果概要
数学を教育する上で、数学の語学としての立ち位置を考えることが重要である。
2023年5月、A.Sffard著「コミュニケーションとしての思考:人間の発達、ディスコースの成長、数学化」(岡崎正和他訳、共立出版)が出版された。同書は本研究の中心に据えるべきものであり、その教養教育への貢献が期待できる。ところが同書はかなり難解である。本研究では、同書の翻訳者である岡山大学教育学域・岡崎正和教授、および同書の基本とするプラグマティズムの考え方の中心であるJ.Deweyの研究者として知られる岡山大学教育学域・宮崎宏志准教授を訪問、同書の立場について深く検討するとともに、数学教育についての哲学的な基盤を確立することを目指した。現在論文発表には至っていないが、翌2024年度に取得が予定されている特別研究期間で予定しているこの研究への方向付けが出来た。