表題番号:2023C-207
日付:2024/04/04
研究課題Inka2によるシナプス形成調節機構の解明
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 人間科学学術院 人間科学部 | 教授 | 榊原 伸一 |
- 研究成果概要
- ヒトを含め哺乳類の神経幹細胞は発生期~成体期まで継続的に脳内に維持され,放射状細胞突起や多分化能を特徴とする。一方,神経幹細胞から産生される増殖性 のニューロン・グリア前駆細胞は系譜がより制限されるが,目的の部位に向かう高い遊走能を持ち,神経発生過程だけでなく,神経変性病態での髄鞘再形成など 脳機能再生の観点からも重要な細胞である。しかし神経前駆細胞(NSPC)の形態維持や遊走メカニズムの分子的基盤には未解明な部分が多い。我々が神経系前駆細胞に発現する新規遺伝子として同定したinka2 はInkaドメイン(神経堤細胞の移動に機能すると考えられているInka1と類似の機能不明ドメイン)を持ち、細胞移動などに関与することが推定される。Inkaドメインの機能を検討するために、GFPとinkaドメインを連結したタンパク質を発現するAAVウイルスベクターの構築を行った。さらに培養神経細胞に導入することにより樹状突起スパインの形態や異常シナプスの増加等を検討中である。