表題番号:2023C-199 日付:2024/02/08
研究課題アースサイエンスウィークプログラムの開発と実践に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 山田 和芳
研究成果概要
AGI(American Geoscience Institute)との連携の一環として、市民が地球科学や自然科学の理解を深めるため、講演会、展示、サイエンスカフェなどをはじめとするイベントを実施することで、惑星の進化を学び、地球環境史を認識する機会提供を行うアースサイエンスウィークジャパンに関しての実践的な研究を展開した。以下2点の実践研究を展開することができた。
1.商店街で化石発見ツアー企画・実施
静岡伊勢丹デパートの壁や床に使用されている大理石に残る化石(二枚貝、巻貝)の観察、静岡市役所本庁舎玄関に使用されている琉球石灰岩に残る化石(サンゴ、貝類、カニ等)、浮月楼ビルの基礎の使用されている泥岩に残るアンモナイト化石を観察して、化石の解説や、地球史についての講座をおこなった。
2.博物館イベント SDGsニューワールド「みずみずしい水」
水からSDGsを考えるをテーマにして、水が、環境・健康リスクの軸ではなく、持続可能なまちづくりの基礎をつくっていることを知るものとして実施。
水に様々なものを溶かす実験、軟水と硬水の違いを味覚を通じて感じる実験、食と水に関するクイズを通じて実施した。これらの体験を通じて、水を知ることは、地域やその文化を知ること。ひいては、地球環境と人のくらしの両立を実践できるものを理解することとして実施した。