表題番号:2023C-193
日付:2024/03/29
研究課題スダメリカナ社の出版活動と現代ラテンアメリカ小説の隆盛
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 社会科学総合学術院 社会科学部 | 教授 | 寺尾 隆吉 |
- 研究成果概要
- 研究対象作品の一つ、ガブリエル・ガルシア・マルケス『悪い時』の新訳を完了し、解説と年表を付けて光文社に入稿した。光文社古典新訳文庫より2024年中に刊行予定。アルゼンチン文学の名作として名高いシルビナ・オカンポ、アドルフォ・ビオイ・カサーレス共作『愛する者は憎む』の日本語訳を完成し、アルゼンチンにおける推理小説の歴史を詳細に記述した解説及び年表を付して、幻戯書房に入港した。2024年度中にルリユール叢書より刊行予定。2024年度刊行予定の共同研究書『コスモポリタン・ラテンアメリカニズムの形成』(仮題)に、「20世紀のラテンアメリカにおける文学出版業」、「出版黎明期のアルゼンチンとホルヘ・ルイス・ボルヘスの創作―「ドン・キホーテの作者ピエール・メナール」の背景」、「スダメリカナ社の出版戦略とラテンアメリカ文学のブーム―『石蹴り遊び』と『百年の孤独』の刊行」を寄稿。