表題番号:2023C-157 日付:2023/04/06
研究課題プラズモンの選択励起を用いたプラズモニック触媒特性の制御
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 助教 長谷川 誠樹
研究成果概要

貴金属ナノ構造体の熱電子生成などの表面電子状態がプラズモニック触媒反応のキーファクターであることが示唆されているものの,その詳細は不明である。そのため,触媒反応中におけるナノ構造体の表面電子状態の可視化がプラズモニック触媒反応の本質的理解に重要である。金ナノプレートが光触媒として機能する際の表面電荷状態(プラズモン)を可視化し,触媒能との関連を明らかにすることを目指して液体中で動作する開口型近接場光学顕微鏡を開発に着手した。しかし,現時点で装置の完成には至っておらず,成果は得られていない。