表題番号:2023C-080 日付:2024/03/28
研究課題ビジネスの意思決定にフィールド実験を活用する日本企業の事例調査
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 大学院経営管理研究科 准教授 牧 兼充
研究成果概要
企業においてフィールド実験が普及しない要因としては、ランダム化によるフェアネスに関する誤解、実験という言葉への違和感、因果関係と相関関係の区別などのリテラシーの欠如、サイエンスへの信頼の低さなどが考えられる。日本企業におけるフィールド実験の事例調査を行ったが、十分なベスト・プラクティスを発見することはできなかった。そこで、学内で「ビジネス現場におけるフィールド実験デザインコンテスト」を実施し、アイディアを集めた。それらのアイディアの実現をサポートすることで、実施への課題のリスト化を行なった。更に、フィールド実験への許容度の国際比較を実施することを目的として、サーベイ調査を設計した。