表題番号:2023C-053 日付:2024/01/23
研究課題大学生による知識の協働構築:プレゼンテーション
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 教育学部 助手 肥田 和樹
研究成果概要

プレゼンテーションスキルの重要性や必要性に対する認識が広がると同時に、ここ30年においてプレゼンテーション指導と学習関する研究が増加している。これらの研究は、学習者のプレゼンテーションスキルを高めるために効果的な指導手順や学習環境について提案している。その一方で、学習者がプレゼンテーションスキルや知識をどのように学ぶのか、について明らかになっていないことが多い。加えて、その学んだスキルや知識を、実際にどのように学習者自身のプレゼンテーションパフォーマンスに応用したのか、学習過程とパフォーマンスの関連性が明らかになっていない現状がある。

以上を踏まえ、本研究は1)学習者のプレゼンテーションスキルの学習過程において、教室内におけるinteraction、学習者と教員、学習者同士、そして教材との関わりにおいて、学習者がどのようにプレゼンテーションに関するスキルを学ぶのか、その学習過程を明らかにし、2)実際のプレゼンテーションパフォーマンスをintervention前後で比較を行い、その学習がどのように学習結果、プレゼンテーションに応用されるのか、を考察し、3)最終的に学習過程と学習結果両方に注目し、さらなるプレゼンテーションスキル指導手順の提案を行うことを研究目的とする。

 令和5年度には、前年度の発表内容を基に学術論文を執筆し国際誌に応募しており、令和6年度には国内学会での研究発表が2件、国際学会発表が1件予定されている。