表題番号:2022R-034 日付:2023/04/05
研究課題景観法等の制度による農村景観の保全・形成の成果と課題の分析に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 社会科学総合学術院 社会科学部 准教授 落合 基継
研究成果概要
調査を実施した宮崎県日南市酒谷地区にある坂元棚田は「酒谷の坂元棚田及び農山村景観」として平成25年に重要文化的景観に選定され、同年に景観計画として「棚田の里 酒谷 景観計画」が策定された。景観計画区域は坂元棚田を含む酒谷地区全体を区域とし、中でも坂元棚田を含むエリアを「景観まちづくり重点区域」、その周辺を「景観まちづくり推進区域」と分けて設定している。届出対象行為として「石垣の除却」は「見付面積が10m2を以上のもの」という棚田地域特有の行為も指定されている。届出対象行為の内容や景観形成基準は推進区域よりも重点区域でより厳しい規制内容としていることがわかった。