表題番号:2022R-024 日付:2023/03/28
研究課題集団効果を織り込んだオンチップquasi-in vivo細胞ネットワークの開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 安田 賢二
研究成果概要

本課題研究では、細胞が集団化した時の「集団としての情報共有状態」を集団を構成する各細胞の振る舞い、協同性や互いの情報伝導などの状態と比較して原理の解明を目指した。マウス初代心筋細胞等の心筋細胞、ラット神経細胞ネットワークの空間パターンの制御技術の改善を行い、また細胞集団の制限された空間内での集団運動の特性を解析した。また細胞の前処理技術、細胞の貪食機能の履歴特性の解析を進めた。細胞の集団運動では運動は単に受動的な流体的集団運動ではなくactive matterとしての自律要素と履歴があることが判明した。細胞前処理技術についても高分子ゲルによるカプセル化した精製技術の開発に成功した。