表題番号:2022R-022
日付:2023/03/28
研究課題芳香族ケトンの脱アシル型/脱酸素型カップリング反応の開発
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 教授 | 山口 潤一郎 |
- 研究成果概要
我々は、ニッケルもしくはパラジウム触媒を用いた芳香族ケトンの脱アシル型カップリング反応を開発した。塩基存在下、芳香族ケトン(Ar1–COR)と芳香族エステル(Ar2–CO2R)を反応させるとクライゼン縮合とレトロクライゼン縮合が進行し、芳香族エステル(Ar1–CO2R)が得られることを見いだした。この反応と芳香族エステルの種々の脱カルボニル型変換反応を同一容器内で行うことで、形式的な脱アシル型カップリング反応を可能とした。