表題番号:2022R-007 日付:2023/03/07
研究課題教育評価における「主観/客観」図式の再検討
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 大学院教育学研究科 教授 根津 朋実
研究成果概要
 この研究課題は、「主観/客観」の二項対立的な図式で教育評価を捉える限界について、理論的に考究する目的を持つ。鍵概念は、「ゴール・フリー評価論」と関連して論じられる「羅生門的接近」、および評価の「間主観性」「共同主観性」(廣松渉などの議論を援用)である。
 教育を含む評価や、主観性・客観性に関する文献を中心に資料を収集・整理し、理論的な検討を行った。研究遂行にあたり、指導を担当する大学院後期課程の院生一名を研究補助者とした。成果は、日本の戦後教育評価史の簡単なレビュー(学会発表)、およびその論文化(学内紀要)としてまとめられた。あわせて、科学研究費補助金を申請した。