表題番号:2022R-003
        日付:2023/03/23
    
研究課題	中世ヨーロッパの貴族をめぐる表象の分析とそれによる中世貴族の定義の試み
    | 研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
|---|---|---|---|
| (代表者) | 教育・総合科学学術院 教育学部 | 教授 | 堀越 宏一 | 
- 研究成果概要
- 中世ヨーロッパの貴族に関して、従来一般的だった法制度史的な定義ではなく、「中世社会のなかで、貴族のように見える、思われる」ことという表象の観点から得られる諸要素の集合による定義を課題とした。 - そのような要素の一つとして、貴族の住まいであると同時に、領域支配の拠点ともなった館と城の構造に関して、考古学・建築史情報を収集し、中世ヨーロッパ貴族の住居と権力の関係について考察した。具体的には、Castrum d’Andone(Charente)という10~11世紀のアングレーム伯とその配下の騎士たちの館の分析を行った。