表題番号:2022N-004 日付:2023/02/02
研究課題CO2固定化素材を活用した地域密着型カーボンキャプチャー社会の創生
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 小峯 秀雄
(連携研究者) 国際理工学センター 海龍
(連携研究者) 社会環境工学科 大知 伊藤
研究成果概要
研究代表者の研究グループは,2050年のカーボンニュートラル実現に資するため,社会活動に伴い発生する副産物の中に二酸化炭素を固定化する性能を持つ素材があることに着目して,これらを活用したカーボンキャプチャー都市環境の創生を構想している.今年度の研究では,実際の副産物を複数選定し,独自に開発してきた一定流量通気型CO2固定化試験を活用し,CO2固定化素材のカーボンキャプチャー性能のデータベースのプロトタイプを提案した.さらに,このデータベースを活用して,具体的な産業廃棄物処分場を例に挙げて,その潜在的なカーボンキャプチャー性能を試算し,森林のそれと比較して有効性を示した.さらに都市環境のカーボンキャプチャー効果の再評価と新しい未来社会構想を提示した.