表題番号:2022E-035 日付:2023/03/29
研究課題学習者の母語を活用した日本語音声教育の可能性
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 国際学術院 大学院日本語教育研究科 助手 劉 羅麟
研究成果概要
 本研究では中国語を母語とする日本語学習者を対象に、その母語と母方言を活用した音声教育を実践した。本実践は、①授業前の発音・聴取課題、②オンライン同期型の授業、③授業後の発音・聴取課題、④個別及び全体のフィードバック、というサイクルで構成される。授業前後の課題の分析を通し、学習者の発音や聴取上の変化を明らかにした。また、振り返りシートの分析を通し、学習者の学び、日本語と母語の音声に関する内省、母語の活用に対する捉え方などを明らかにした。本研究の成果を3月に国内の学会で発表したほか、7月・8月に海外の国際シンポジウムでも発表する予定である。また、国内の学術誌に研究論文を3本投稿する予定である。