表題番号:2022E-010
日付:2023/04/04
研究課題岩石レオロジー研究の新機軸:結晶欠陥の迅速解析手法の確立
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 教育・総合科学学術院 教育学部 | 講師 | 田口 知樹 |
- 研究成果概要
- 岩石レオロジーを定式化する上で、結晶欠陥(転位)の運動様式や密度は必要不可欠な情報となる。しかし、その観察分析法は研究者の知識経験に大きく依存し、転位分布と鉱物組織の関係性を調べることは容易でない。本研究課題ではラマン分光法に基づき、結晶欠陥の種類や分布を特定することが可能かを検証した。本年度は基礎研究として、微小硬度計を用いて石英に人工転位を再現可能か試行した。分析機器メーカーにおけるデモ分析で微小圧痕を作成し、その周囲に残留応力を保持しているかを検証した。ラマン分析条件の最適化など今後必要であるが、次年度以降も継続して結晶欠陥解析法の構築を進めていく予定である。