表題番号:2022E-005 日付:2023/04/15
研究課題ガンダーラ系説一切有部論書の思想と系譜:『阿毘曇心論経』の訳注研究を中心に
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 助手 藤本 庸裕
研究成果概要

本年度は、3世紀から4世紀の間にウパシャーンタ(優波扇多)によって作成された説一切有部アビダルマの綱要書、『阿毘曇心論経』全10章のうち、第1章を取り上げ、ダルマシュリー(法勝)の『阿毘曇心論』とダルマトラータ(法救)の『雑阿毘曇心論』との比較を行った。特に、昨年度に提出した博士論文の内容を踏まえて、『阿毘曇心論経』の第1章第10偈に説かれる有漏法の定義について、『阿毘曇心論』から『雑阿毘曇心論』に至るまでの心論系論書における展開と、三つの心論系論書における『阿毘達磨大毘婆沙論』との対応関係を確定し、20228月にソウル国立大学で行われた国際仏教学会にて、本研究成果を発表した。