表題番号:2022C-651 日付:2023/04/06
研究課題スポーツ観戦が観戦者の幸福感や精神的・身体的健康に及ぼす影響を明らかにするスポーツ疫学研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 教授 澤田 亨
研究成果概要
目的:野球・サッカーの観戦習慣と高血圧の有病率の関係を調査した。
方法:男性1,250人と女性1,250人を対象に実施した。インターネット調査により、野球およびサッカーの観戦頻度、高血圧の有無、社会経済的要因を収集した。高血圧に関するオッズ比は、ロジスティック回帰モデルを用いて求めた。
結果:野球については「頻繁に観戦する群」を基準とした場合の他の群のオッズ比は、「時々観戦する群」1.44、「たまに観戦する群」1.16、「まったく観戦しない群」1.31であった。サッカーでは、0.73、0.61、0.80であった。
結論:野球・サッカーの観戦習慣と高血圧の有病率との間に明確な関係は観察されなかった。