表題番号:2022C-650
日付:2023/06/08
研究課題骨格筋の伸長-短縮サイクルを活用した運動の効率化:跳躍と投球を対象として
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 | 教授 | 川上 泰雄 |
(連携研究者) | スポーツ科学研究科 | 大学院修士課程 | 渡真利知輝 |
(連携研究者) | スポーツ科学研究科 | 大学院博士後期課程 | Carmela Mantecon |
(連携研究者) | スポーツ科学部 | 学部生 | 田坂悠紀 |
(連携研究者) | スポーツ科学部 | 学部生 | 本間大智 |
(連携研究者) | 理工学総合研究所 | 研究院講師 | 大谷拓也 |
(連携研究者) | 理工学術院 | 教授 | 武岡真司 |
(連携研究者) | 理工学総合研究所 | 研究補助者 | 田中史子 |
- 研究成果概要
- 本研究のうち、跳躍について報告する。一般健常男性が1セット5回の両脚でのリバウンドホッピング動作を行い、5回目に最大ジャンプ高を達成するようにした際の地面反力、足関節・膝関節角度、腓腹筋内側頭・ヒラメ筋、前脛骨筋の筋電図データを取得した。主要な結果として、ジャンプ高と負の仕事量の間の有意な相関関係と、ジャンプ高と正味の仕事の間の有意傾向のある負の相関関係、負の仕事量と接地後の減速局面の前脛骨筋の筋活動の増加率の関係における有意な相関関係の3点が示された。これらの結果は、減速局面に貯蔵された弾性エネルギーが加速局面で再利用されることでジャンプの高さに貢献し得ることを示している。また、減速局面に貯蔵される弾性エネルギーの貢献度が高いことが示唆された。減速局面で拮抗筋の共収縮を抑えることが関節バネの弾性エネルギーの貯蔵に貢献し得ることを示すものであると考えられる。