表題番号:2022C-646 日付:2023/04/07
研究課題弱いロボットとのインタラクションによる学習に対する内発的動機付けモデルの検討
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 松居 辰則
研究成果概要
ICTを用いた学習支援に関する研究は活発に行われている.中でもロボットを用いた学習支援の可能性も高まってきている.本研究ではロボットを学習のパートナーとして活用することを目的としている.特に,弱さをもつロボットに着目し,協調学習時,ロボットを助ける過程で発生する学びへの内発的動機付けの実現を目指している.人間は潜在的に社会的援助に積極的であり,本研究ではこの点に期待している.本研究では,まず一般的な学習場面における援助者の被援助者に対する印象の調査を実施した.次に被援助をロボットに置き換え,同内容の調査を実施した.その結果から,「弱いロボット」との学習による新しい学習環境の可能性を検討した.