表題番号:2022C-621 日付:2023/04/05
研究課題日本語における抽象的な動詞の意味の学習
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 准教授 折田 奈甫
研究成果概要

本研究の目的は、日本語話者の子どもが、心の状態などを表す抽象的な動詞の意味をどのように学習するのかを明らかにすることである。特に、「約束する」「命令する」「提案する」などの、いわゆるコントロール動詞の意味の学習を扱う。動詞と共起する言葉の種類が動詞の意味の推測にどのように役立つかを調べるため、大人話者を対象にした実験を実施し、予測通りの結果が得られた。この結果は20233月に国際学会で発表を行った。また、20232月に、小金井市の小学生とその保護者の方々の協力を募り、小学生を対象にした実験を行った。高学年では大人の話者と同様の傾向が見られたが、低学年では違いが見られた。