表題番号:2022C-619 日付:2023/04/24
研究課題開放系港湾を中心とした港湾モデルの国際比較研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 准教授 渡邊 大志
研究成果概要
一港湾内に全ての港湾機能を備えた「閉鎖系港湾」に対して、一港湾に全ての港湾機能を閉じない「開放系港湾」の概念を提起し、共通の海域に国を越えて港湾機能が分割配布された「開放系港湾」による都市を明らかにするための基礎的研究を行った。対象を国内は瀬戸内海に面する港湾を、国外はバルト海に面する港湾を代表してフィンランド・ヘルシンキ港として、それぞれの港湾機能の配布とそこに至る戦略的意図を明らかにするための現地調査を行った。その上で、それら国内外の「開放系港湾」の事例における港湾モデルを比較し、国内では東京港に代表される「閉鎖系港湾」との差異を見出すと共に、「開放系港湾」における初期的な類型化を行った。