表題番号:2022C-617
日付:2023/09/13
研究課題金属積層法による人工衛星筐体の振動特性および熱伝導特性の設計および宇宙実証
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 創造理工学部 | 教授 | 宮下 朋之 |
(連携研究者) | 理工学術院 | 客員教授 | 樋口健 |
- 研究成果概要
- 金属積層法は柔軟に曲面形状を有する構造物を製造することが可能である。従来は締結要素を用いて、工作機械が製造可能な形状単位に分割し、締結していた。宇宙空間の構造物は熱入出力において厳しい環境で使用される。温度分布の不均一さに起因し、構造耐力の多くの部分を失い、日陰の繰り返しによる熱疲労も顕著である。本研究では、金属積層技術により締結要素を不要、もしくは、大きく削減し、温度分布の差異が小さい人工衛星を開発した。イプシロンロケット6号機により打上を実施し、宇宙空間における実証を目指した。ロケットの不具合により打上は中止に至り、実証は次の機会とすることとなった。