表題番号:2022C-614 日付:2023/03/15
研究課題放物型方程式論の観点から見た複素 Ginzburg-Landau 方程式の解析
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 講師 黒田 隆徳
(連携研究者) 早稲田大学 名誉教授 大谷光春
研究成果概要
本研究では非線型方物型方程式論の観点から, 複素 Ginzburg-Landau 方程式の解析を行った.
複素 Ginzburg-Landau 方程式は, gauge 対称性を持つ為, 実係数方程式の実解から自明な複素数値解が得られる.
そこで, 特に定常問題を取り扱い, 本質的に複素数値を取る解に就いて考察した.
Ôtani (1988) の抽象論と, P.-L. Lions (1986) の議論を組み合わせる事で, 複数の非自明な複素数値解の構成に成功した.
本結果は 2022 年度日本数学会, 秋季総合分科会に於いて報告した.
本研究は早稲田大学名誉教授, 大谷光春氏との共同研究に依り, 遂行された.