表題番号:2022C-611 日付:2023/04/10
研究課題AIの検証可能性を高めるための開発支援系に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 深澤 良彰
研究成果概要

本研究においては、以下の2点に注力した。

(1)演繹的なプログラムの中に機械学習を用いた帰納的ロジックが含まれているようなソフトウェアの開発・保守に対して、信頼性という視点から有効な技術を追求すること

(2)ソフトウェア開発者に対して、演繹的な部分に対する技術、帰納的な部分に対する技術という差別化をしないですむような統一的なソフトウェア開発支援環境を提供すること

本研究を進めるにあたって、まず、信頼性を中心として、ソフトウェアの各種の特性ついて、定義を行った。続いて、対象とするソフトウェアのアーキテクチャを定めた。このためには、演繹的な部分に対するソフトウェア開発支援法、帰納的な部分に対するソフトウェア工学開発支援法、および、これらを組み合わせるためのアーキテクチャが必要となる。できるだけ汎用的なアプローチを実現するために、対象とするソフトウェアとして汎用のアーキテクチャを前提とし、その開発を支援するソフトウェアを開発した。