表題番号:2022C-602
日付:2023/08/10
研究課題従来の枠踏みを超える学習英英辞典の使い方指導の提案
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 商学学術院 商学部 | 教授 | 山田 茂 |
- 研究成果概要
- 2023年度応用言語学世界大会(AILA 2023)の辞書指導に関するシンポジウムで、“’Super’ instruction in the use of EFL dictionaries”というタイトルで研究発表を行った。学習英英辞典の情報提示方法と使用者の検索レベルとの間にギャップがあり、使用者は英英辞典を使いこなせていない現状がある。この溝を埋めるのが旧来の辞書指導だが、本研究では、これを超え、学習英英辞典に致し方なく存在する欠点をカバーし、使用者が辞書を最大限に活用するための指導法を提案した。具体的には用例に頻出し、説明なく与えられている文法事項(end-focus/end-weight, productive subjunctive/putative should, prepositional adverb)、成句の要素(例:set one’s sights onにおけるsightの意味)が説明されていないこと、定義語彙の制約に由来する不自然な定義などに言及した。