表題番号:2022C-585 日付:2023/04/03
研究課題ノンパラメトリックな所得効果を取りこんだ差別化財需要モデルの推定
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 政治経済学術院 政治経済学部 准教授 遠山 祐太
(連携研究者) University of California, Santa Barbara Shuhei Kaneko
研究成果概要
本研究では差別化財の消費者需要に関するセミパラメトリックなモデル及びその推定手法を開発し、企業のプライシング及び企業合併シミュレーションへの応用を行った。前者については、文献で幅広く用いられている離散選択モデルにおいて所得効果をノンパラメトリックな形で導入することで、需要関数の形状を柔軟に推定する方法を提示した。後者の応用分析については、提案した需要モデルの性質及び既存の需要モデルとの比較について、データを用いた実証分析を通じて検証を行った。研究の進捗については、Asian Meeting Econometric Society Shangzheng (virtual)
及びEconometric Society Australia meeting (virtual)にて発表を行った。また、本研究を論文としてまとめ、ワーキングペーパーとして公開した。