表題番号:2022C-583 日付:2023/04/07
研究課題社会的平等主義における政治的代表の許容可能性に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 政治経済学術院 政治経済学部 助手 小林 卓人
研究成果概要

研究実施期間の2022年10月〜2023年3月では、以下の成果が得られた。


1. 政治的代表が市民間の社会的平等の関係を毀損せず成立しうるという見解の複数の支持論を検討し、いずれも問題点を抱えていることを明らかにした。研究成果は博士学位申請論文“On Justifying Political Procedures: A Comparative Investigation into Theories of Procedural Values”に収録したが、現在はSocial Theory and Practiceなどの海外誌に投稿するための原稿をまとめている。


2. 関連して、自律の理想に基づく民主政正当化論を批判する論文を国内査読誌『政治思想研究』に投稿し、2023年5月出版の23号収録論文として採択された。


3. 政治的手続きの正当化における道具主義的立場を批判する研究を開始し、20233月のオンライン政治理論研究会にて進捗を報告した。