表題番号:2022C-560
日付:2023/03/31
研究課題東国出土の古代瓦に関する考古学的研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
---|---|---|---|
(代表者) | 會津八一記念博物館 | 助手 | 谷川 遼 |
- 研究成果概要
本研究では、東国出土の古代瓦を分析することで、日本古代における手工業生産の一端を明らかにすることを目的とした。具体的には、栃木県上三川町に所在する国史跡の上神主・茂原官衙遺跡出土の瓦を分類・分析することで、本遺跡の生産体制および瓦生産組織を推定した。本研究で行った分析と考察は、「上神主・茂原官衙遺跡出土瓦の分析―造瓦工人単位の抽出と人名文字瓦の分析―」(『史観』188冊)で発表した。また、千葉県印旛郡栄町に所在する国史跡の龍角寺出土瓦を「會津八一記念博物館所蔵の下総龍角寺瓦―三次元計測を用いた瓦の資料報告(2)―」(『早稲田大学會津八一記念博物館研究紀要』24号)と題して報告した。