表題番号:2022C-513 日付:2023/03/30
研究課題過去の自分に手紙を書くことが未来の計画に及ぼす影響
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 准教授 杉森 絵里子
研究成果概要

大学生を対象とし,過去の自分に手紙を書くことが気分に及ぼす影響について検討した。実験1では,5年前の自分に手紙を書く(過去)条件と,5年後の自分に手紙を書く(未来)条件を比較した。手紙を書く前後で気分状態を測定したところ,「不安」について過去条件では減少し,未来条件では増加する傾向がみられた。実験2では,5年前の自分に手紙を書く際,「周りの人との思い出」を書くか(周り条件),「個人的な思い出」を書くか(自分条件)で比較したところ,周り条件が自分条件よりも「不安」が減少することが明らかになった。