表題番号:2022C-511 日付:2023/02/02
研究課題三大都市圏における格差拡大の進行過程とその社会的帰結に関する計量的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 橋本 健二
研究成果概要
 本研究は、科学研究費補助金「三大都市圏における格差拡大の進行過程とその社会的帰結に関する計量的研究」(基盤A)を受けて行なわれる一連の研究を補足するため、資料収集、データの加工と分析などを行なうものである。本調査は2022年1月に東京圏、名古屋圏、京阪神圏の3大都市圏の約44000人を対象として実施された。分析の結果、社会的ニーズの充足状況に大きな階級格差が存在していること、新型コロナウイルス感染症の蔓延は旧中間階級とアンダークラスに強く影響し、この2階級と他の階級の格差が拡大していること、三大都市圏では共通に、都心に富裕層が流入し、貧困層は周縁部で増加していることが明らかとなった。