表題番号:2022C-481
日付:2023/02/12
研究課題音環境の認識と理解のための革新的マイクロホンアレー基盤技術の研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 大学院情報生産システム研究科 | 特任教授 | 牧野 昭二 |
- 研究成果概要
- 空間正則化付き独立ベクトル抽出(SRIVE)は,事前推定した音響伝達関数を用いて,所望の出力順序になるように音源分離を行う.しかし,従来のSRIVEはスケール任意性や伝達関数の誤差による出力順序誘導への影響が十分に考慮されていなかった.本研究では,空間正則化に加えてさらに分離フィルタのスケールを小さくする正則化を導入することで上記の問題の解決を試みた.実験より,スケール正則化が分離性能(SDR)を維持しつつ,出力順序正答率を75%から100%に改善することを確かめた.