表題番号:2022C-459
日付:2023/04/07
研究課題液体アンモニア電解のための高活性なRuナノ粒子担持カーボンナノチューブ膜電極の開発
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 講師 | 花田 信子 |
(連携研究者) | 先進理工学研究科 | 修士課程1年 | 宮越すみれ |
- 研究成果概要
液体アンモニアは17.8 mass%の質量水素密度を持ち、室温で電解反応が進行し水素生成が可能である。窒素発生反応であるアノード側で高い反応過電圧を持つことが課題である。本研究では、カーボンナノチューブ(CNT)膜の3次元スポンジ構造に触媒活性の高いRuナノ粒子を担持したRu-CNT電極により、触媒表面積増大による電流密度向上および水素アニール処理によるRuナノ粒子の還元の電極触媒性能への影響を評価した。Ru-CNT電極を用いた液体アンモニアのアノード反応領域では、Ru plate 電極に対し電流密度の増加が確認され触媒表面積増加の効果が見られた。さらに水素アニール後電極の電流密度が2.0倍増加し追加還元によってRuナノ粒子の触媒活性が向上することが分かった。