表題番号:2022C-455
日付:2023/03/08
研究課題ロボット応用を目指したマテリアルリザバーの開発
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 教授 | 長谷川 剛 |
- 研究成果概要
- 今日の情報化社会において、人工知能は既に必要不可欠な存在となっている。しかし、現在の人工知能は殆どがノイマン型コンピュータ上で動作するソフトウエアによって実現されている。このため、ノイマン型コンピュータが直面している消費電力の問題からは逃れられない。そこで本研究では、脳型情報処理に適した素子の開発とその実装を目指した。具体的には、活性金属イオンの移動とその酸化還元反応を制御して動作する抵抗変化素子を開発し、深層学習システムへ実装した。ソフトウエアとは異なり、実際の素子の動作は確率的となることが懸念されたが、実際の誤差率は数%程度であり、実用化に十分耐えうることを深層学習実験で実証した。