表題番号:2022C-448 日付:2023/04/05
研究課題都市における農地の所有及びその用途区分の変遷と立地特性との関係に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 助教 小松 萌
研究成果概要

本研究では、農地の区画規模、接道街路の幅員、接道面数の3つの評価指標を用いて、一部が現在まで存続した農地区画の用途の転用実態の特徴を明らかにした。その結果、)農地の区画規模や接道街路の幅員及び接道面数が転用後の用途の決定に影響している、ⅱ)残った農地区画を作物を栽培する場として活用するために人や車輌の往来が多い用途への転用を避ける傾向にある、ⅲ)一部を農地として残すという選択をとることで未接道の部分には農地を配置することができるため、未接道だった農地区画であっても道路へ転用される割合は低くなる、ⅳ)一部を農地として残しながら転用することで多様な用途が集積する、という4つの特徴を明らかした。