表題番号:2022C-439
日付:2024/04/01
研究課題神経回路の動態として捉える単語の脳内表現ー脳磁気信号の符号化・復号化を手がかりに
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
---|---|---|---|
(代表者) | 理工学術院 創造理工学部 | 教授 | 酒井 弘 |
(連携研究者) | 東京電機大学 | 教授 | 田中慶太 |
(連携研究者) | 住友重機械工業 | 主任技師 | 宮永裕樹 |
- 研究成果概要
言語を構成する最も重要な要素の一つである「単語」について、言語学・心理学・失語症学など関連分野の研究者たちは、長期記憶中に単語の表象が貯蔵されていると仮定してきた。この表象を手がかりとして、対応する神経活動パタンが活性化され、意味から形式へ、ないしは形式から意味への変換が可能になると考えられるが、具体的に単語表象がどのような神経活動と対応しているのかはまだ明らかにされていない。そこで本研究では、脳磁計を使用して視覚呈示された具象物のイメージを口頭命名する際の脳磁気を記録し、機械学習アルゴリズムを使用して神経活動から命名されたイメージを推定する「神経活動デコーディング」と言われる手法で分析することで、単語に対応する神経活動を特定することを試みた。