表題番号:2022C-438
日付:2023/04/07
研究課題リン脂質分子による石灰化機構の実験的および理論的解析
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 創造理工学部 | 教授 | 国吉 ニルソン |
(連携研究者) | 早稲田大学 | 修士1年学生 | 程 雲昊 |
(連携研究者) | 岡山大学 | 研究准教授 | ハラ・エミリオ・サトシ |
- 研究成果概要
- リン脂質分子の石灰化機構を解明する目的に,まず石灰化機構の第一段階は加水分解反応であることを想定した.複数種類のリン脂質分子(phosphatydil-cholineおよびphosphatydil-serine)の加水分解を量子化学計算によって解析した.その結果,単分子の場合には加水分解反応の活性化エネルギーに大きな差がなかったが,2個のリン脂質分子とカルシウムイオンからなる集合体の場合,phosphatydil-cholineとphosphatydil-serineの加水分解反応の動力学が異なることがわかった.