表題番号:2022C-425 日付:2023/04/07
研究課題金属積層造形の熱変形低減を目的としたラティス密度とレーザーパスの同時最適化
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 竹澤 晃弘
研究成果概要
近年,次世代の加工技術として金属積層造形が注目を集めており,試作のみならず量産最終製品にも使用されるようになっている.しかし,金属積層造形においては残留変形が問題になる.この残留変形を近似的に推定する方法として、固有ひずみ法が近年開発されている.本研究では、密度・剛性分布を適所で変更可能なラティス構造を導入した上で,レーザーパスを工夫して残留変形を抑制することを考え,固有ひずみ法と構造最適化法を組み合わせ,金属積層造形における低残留変形実現のための構造・レーザーパスの最適設計法を構築した.そして,最適解の妥当性を実験により検証した.一連の成果は国際学術誌Additive Manufacturingで発表した.